錦江台の住宅

●設計事例の所在地: 
鹿児島市錦江台
●面積(坪): 
29.22坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

東面外観の見上げ

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

鹿児島市錦江台は、山を切り崩して開発された擁壁が連なる住宅地です。その一角にある敷地からは、広大な錦江湾を見下ろし、桜島と朝日を望む素晴らしい眺望が期待できました。しかし、かつて隣地と一団であった土地を分割した狭小の変形敷地であり、北東側の道路からは最大5mの高さとなる擁壁に削られ、平場として利用できる面積は敷地面積の60%ほどでした。
そのような敷地環境を最大限活かすため、もっとも眺望が楽しめる最上階にLDKを設け、横長の全面開口から一日を通して移り変わる空と海の風景を生活に採り込む計画としました。また各諸室の必要面積と限られた敷地の有効活用を図った結果、最上階がキャンチレバーで持ち出された特徴的な形態をしています。寝室等のプライベート空間は半地下に配置、LDKとのバッファーとして1階にフリースペースを設け、アプローチを兼ねています。フリースペースには桜島、錦江湾への眺望に加え庭を望むことができます。また階段・吹抜けを連続させ、上下階の繋がりを持たせました。
前面道路と敷地にレベル差があったため、擁壁の一部と既存の堀車庫の屋根を撤去し、道路レベルに開かれたスペースを設けました。このスペースに対して余白を残すように建物を配置することで、キャンチレバー部分が大きな庇となり、地域に開かれた半屋外空間が生まれます。半屋外空間は階段や縁側によって庭と繋がり、建物周りに流動的な外部空間を展開しました。
構造と仕上げを兼ねた鉄筋コンクリート打放しの表情、木やガラスなど素材の質感を内装に生かしました。また、一部工程をDIYとすることで建設コストの削減を試みています。

その他の画像: 

設計者

ユーザー アトリエ環 建築設計事務所 田村孝典 の写真
オフライン
Last seen: 2ヶ月 1週 前
登録日: 2012-07-24 10:20